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2005年12月13日 (火)

自尊感情

子どもが自分で身を守るためには何が必要なのだろう。
13日付け朝日新聞に「子どもを守る」シリーズで最近の様子が取り上げてあった。支援団体の活動のなかで最も重視するのが人権意識だという。まず子どもが「自分は大切な存在だ」と認識することが大事だという。これは「自分のことが好きだ」という自尊感情とほぼ同じである。そういう意識をもっていれば、危機的状況でも勇気をもって対処できるという。

事件や事故に巻き込まれ、危うく助かった子どもに、「あなたが注意しないからよ」とか「事故に遭うお前が悪い」と責めるのは、逆にトラウマをつくることになり逆効果である。本人の不注意がいくらかあったとしても、事件事故の大半は大人の方に責任がある。必要以上に子どもを責めることは、自信を失い、自尊感情を消してしまうことになる。

「つらかったね。もう大丈夫だよ」とか、「大変だったね。でもお母さんがついているよ」とか慰め、励ました方が立ち直りが早いし、以後、気をつけようとする気持ちも強くなる。競争社会で個人の責任に帰する風潮が強くなっている。余計に子どもたちは罪悪感を持ちやすくなる。ひきこもりがちになる。自由な会話ができなくなり、他人の目を見て話すことになる。しらないうちにストレスがたまる。そんな状況が広がっているのではないか。

「いやなものはいやだとはっきりいいなさい」と親はいう。しかしそのためには「自分は大切な存在なんだ」という意識がなければ、「いやだっ!」て強くいえないのではないか。自分で身を守る力を引き出すためには、普段から大切な存在なのだという感覚がどうしても必要だと思う。

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