台風被災その後
床上浸水した校舎がやっと改修されることになった。
年内(多分、本日)に改修工事の入札が行われ、年明けから体育館などの床の張り替えや壁の改修にかかるという。6年生の卒業式には、何とか間に合うようだ。やっとという感じである。体育館と同時並行して、校舎1階の床、壁の改修にもとりかかる。予算の関係で仮設校舎は造らず、理科室から事務室、校長室、職員室、会議室と部屋を入れ替えながらの作業になるらしい。先生方も引っ越しやその後片づけ等でまたまた大変である。
音楽室のアスベスト撤去工事は既に始まっている。年末から年始にかけて、穆佐小学校は全面工事一色となる。子ども達は学校休業日が多くなった関係で授業時数が不足し、27日(火)が終業の日となった。施設設備の教育環境が荒れていると、やはり子どもに与える心理的影響は大きいだろう。通学路も台風被災後、家屋の解体や移転で風景も変わりつつあり、どこかしらまだ落ち着きが感じられない。不安による子どもの不眠や幼児返りは見られないだろうか。
新聞で報じられた高木兼寛直筆の掛け軸もまだ校長室に掛けられたままになっている。見た目に損傷はそれほどひどくはないが、マット上部に浸水のあとや表面に細かな濁点が見える。今後、修復の手が入れられるのか定かではない。貴重な文化遺産なので、何らかの手は打って欲しいと願う。
いつになくあわただしい年の瀬となった。元気を出そうといろいろ手を尽くしてきたが、やはり静かな日常が一番である。天気や気候、動植物、食事、子どもたちの活躍など、何気ない話題が日常的に取り交わせるような日が、早く、くることを願っている。
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