CAP
穆佐小学校でもCAPワークショップをやるという。6月7日(水)に5年生を対象に行われる。子どもを巻き込む悲惨な事件が続くなかで、CAPには以前より興味をもってきた。
CAPとはChild Assault Prevention(子どもへの暴力防止プログラム)の略称で、1978年に米国オハイオ州コロンバスのレイプ救援センターで初めて開発・実施された。「エンパワメント」「人権意識」「コミュニティ」を柱にしている。これらを具体的にロールプレイ(寸劇)を使いながら、子ども達に学ばせていく。
”子どもは「無力で何もできない」のではなく、自分を守ろうという力があれば、暴力から自分を守ることができます。子どもの内なる力に働きかけ、その力を引き出すのがエンパワメントです。人権を守る基本的対処の仕方が「No(イヤという)」「Go(その場を離れる)」「Tell(誰かに話す)」です。大切な自分を暴力から守るために人権意識が必要です。そして子どもたちの安全のためにはコミュニティ(地域)のおとなたちが子どもたちをサポートすることが不可欠です。学校に地域のおとながやって来て協力することで、子どもたちは子どもの安全のために真剣に取り組んでいるおとなたちがいること、子どもの話に耳を傾けるおとながいることを理解します。”(以上CAPセンターからの抜き書き)
このブログでも自尊感情(自分が好きだ)が人権意識の基本になることを書いた。自立やチャレンジ精神も、そこから芽生えていくと考えている。そのためには子ども達を見守る地域の「まなざし」が不可欠だろう。下倉地区でもさんさんクラブ(お年寄り)のパトロール隊が子ども達を見守っている。地域でのコミュニケーションが豊かになって、そこでの生活が楽しくなれば、子ども達も地域を大事にしていくだろう。
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