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2007年5月30日 (水)

クスノキ群

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宮崎市瓜生野の八幡神社に樹齢800年を越すクスノキ群がある。国の天然記念物に指定されている。ここになぜこのようなクスノキが残されているのか謎とされている。集落の一角にあり、神社の入り口は保育園の遊び場になっている。園児達は毎日この巨樹の下で戯れているようだ。

10年ほど前にも一度訪れたとき、その根回りの大きさ(約16メートル)と瘤の形にいいようのない力を感じた。とにかくその巨大さに圧倒される。これは生き物である。境内に上がると神殿の奥にさらに巨木が数本、30メートルの高さで聳え立っている。樹霊が佇んでいるというより、今にも動き出しそうなマンモスがそこにいるかのようである。

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恐らくその造形に古来から信仰が厚かったのであろう、周囲には石碑や石仏が 置かれていた。しかし、人間の想像力をはるかに超えて、信仰の対象やちっぽけな願い、期待などを拒絶するかのようにこの世に現出している。巨大な不動明王でもある。

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