身体感覚
台風4号が近づいている。宮崎県のホームページ→災害情報→宮崎県の雨量・河川水位観測情報を見ると、30分おきに雨量や河川の水位情報を知ることができる。14日朝に開いてみると、穆佐小学校前の番所橋の水位がすでに避難判断水位に近づいていることがわかった。
[河川名]瓜田川 [局名]番所橋 [所在地]宮崎市高岡町小山田 [最新観測時刻]2007 07/14 08:30 [水防団待機水位]1.50m [はん濫注意水位]2.30m [避難判断水位]4.00m [はん濫危険水位]5.18m [河川水位] 3.87m 上昇中
テレビ、ラジオ、有線放送、消防団の巡回車などでも知らされるが、インターネットでの情報は刻一刻と変わる状況を知るのに大変役に立つ。また住居や避難所近辺の様子を写真にとって、集約してアップしてくれると大変ありがたい。ただ、これらはあくまで自己判断の材料でしかない。状況の変化をパソコンで見ていて、避難に遅れるといったことも起こらないとも限らない。
私は玄関先に出て、外の様子を肌で感じるようにしている。身体が判断してくれるのだ。文字情報半分、身体感覚半分という意識をどこかで持っておきたいと思う。古武道では集中力を解けという。現代スポーツでは集中力を切らすなといわれるが、古武道では逆なのだ。集中力があると一部分のみに力が入って、身体全体で的確な対応ができないのだという。つまり深呼吸して身体を解放すること、それが大事だという。身体が判断してくれるのである。脳や意識ではわからない別の力が身体には備わっているのである。
暴風雨のなかに身体を晒してみると何か血が騒ぐ。身体が反応してくるのだ。身の危険が迫っているのか、あるいは死への誘惑に駆られているのか。河川の増水や海の荒れ具合を見に行き、遭難される人が必ずいるが、その誘惑があることは全面否定できないと思う。
次第に風雨が荒れてきた。こんな事を考えている場合ではない。
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